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「チームのことだけ、考えた。」から学ぶモチベーションの考え方

サイボウズ青野社長 著の「チームのことだけ、考えた。」を読んだ。

サイボウズが試行錯誤しながら歩んできた歴史、今どのような組織であるかが書かれている。中でもモチベーションに関する考えが参考になったので、モチベーションに焦点を当てたメモをここに残しておく。

人間は理想に向かって行動する

  • 理想が強いほど、人は努力する
  • 社員が辞める理由は「理想を実現する」手段が転職だから
  • 共通の理想があるからこそ、多様性を同じ方向に束ねられる
    • 理想はメンバーに覚えられ、共感され、モチベーションを引き出すものでなければならない
  • サイボウズの共通の理想は「世界で一番使われるグループウェア・メーカーになる」
    • グループウェアの定義は「チーム内でありとあらゆる情報を共有し、チームワークを高めるソフトウェア」
    • チームワークの良し悪しは「効果」「効率」「満足」「学習」で決まる
    • グループウェアの市場を広げるのも言葉を定着させるのも我々にかかっている
    • グループあるところにサイボウズあり、サイボウズあるところにチームワークあり

会社の方針は多様性だけが残った

  • 「社員数の多さ」は重要ではなく、少人数でも理想は実現できる
  • 成長を望まない社員に、幸福感を失ってまで成長を求めるのは違う
  • 会社にはそもそも多様性が存在していると考え、社員の個性を制限する障壁を取り除いていく
  • 多様性のある組織に必要なもの
    • 公明正大(嘘をつかないこと)
      • 「誠実」ではない理由は道徳的ニュアンスがあるため
      • 道徳における正しいものは一つではない(人によって捉え方は違う)
    • 自立
      • 多様性があるからこそ自分の意見を伝えなければならない
      • 自分が気になったことを質問する責任を「質問責任」
      • 自分の理想を伝える責任を「説明責任」

モチベーションは「理想に対する思いの強さ」

  • モチベーションが高まるのは「やりたいこと」「やれること」「やるべきこと」の3つが揃ったとき
  • モチベーションが上がらないときは、この三つの要素に分解して分析すればいい
  • 自分のモチベーションのツボを分析し、やりたいことを見つける能力が必要
  • スキルを高めるのが好きな人もいれば、後ろで人を支えるのが好きな人もいる
  • 1人1人のモチベーションの源泉を把握し、それに適合するよう業務を依頼するべき

サイボウズの給与制度は「市場性」

  • 目標を決める制度の場合、目標の決め方によって公平ではない評価になる
  • メンバーや他の事業部からの評価で決める場合、「上司からは良かったが、他の事業部からはあまり良くなかった」というケースに納得できない社員が生まれる
  • サイボウズは「市場性」で給与を決める
  • 給与のグレードも廃止。多様な社員が増えるほど、比較して説明することも難しくなる
  • 自身の市場価値を測るために、転職サイトへ登録したり面接を受けにいったりするべき
  • こういった実力者を他社に引き抜かれないよう、給与を提示する
  • 給与以外にも、働きやすい環境(得られるスキルや優秀な仲間など)にも目を向ける
  • 市場価値を意識することで、社員は経済的に自立し、いつサイボウズがつぶれても困ることはない

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